取付けや芯合わせが簡単な回転トルクメータ

UTMシリーズをご紹介!!

 

UTMシリーズは小型、軽量な回転トルクメータです。

 

小さなトルクを正確に測定できるため、以下の用途に最適です。

  • モータのトルクリップル測定
  • 回転体の操作力試験
  • トルクフィードバック用センサ

 

高精度なUTMシリーズですが、正しく取付けないとこんな問題が・・・・

  • 振動によりトルクが暴れ、測定したい値が埋もれてしまう
  • UTMや駆動装置、カップリングの早期故障の原因になる
  • アライメント調整が複雑化する

 

 

ユニパルスが推奨する取付けは

 

UTMシリーズは、浮かせて取付けてもトルク測定に影響しません。

 

本体を浮かすことで、以下のような利点があります。

  • 軸合わせが簡単になる
  • 回転時にトルク値が変動するため取付け不良に気付きやすい
  • ミスアライメントが起きている場所が限定でき、調整時間を短縮できる

 

 

この取付け方法で、芯ズレ・角度ズレがある状態を見てみましょう。

 

  • トルク値を見ると値が暴れていた
  • UTMが振動し、クリップが動いた
  • 振動幅を見ると振幅が大きい

 

取付けがシンプルなため原因は2点に絞られる!

  • ベアリングポストのミスアライメント
  • モータ側またはブレーキ側の偏芯

 

意図的にモータ側のベアリングポストにワッシャーを挟んでいました!

 

 

ワッシャーを外して、アライメントを再調整すると・・・ 

UTM筐体の上に置いたクリップは動かず、トルク出力、振動状態などが改善しているのがわかります。

 

 

UTMの筐体を固定すると…?

固定箇所が多く、固定面積が広い程、ミスアライメントの原因が複雑化します。

 

 

 

 

また、UTM本体を押さえつけているため、筐体の振動に気付きにくくなります。

知らぬ間に芯ズレ・角度ズレによる偏荷重がベアリングなどに負荷を与え、トルクメータや駆動装置、カップリングの早期故障の原因になる可能性があります。

 

UTMシリーズは精度0.03%・最高回転数25,000rpm・許容過負荷500%を実現。累計販売台数は30,000台!

回転トルクメータのスタンダードになりました。

 

正確なトルク測定には、正しい取付けが必要になります。

ユニパルスは用途に応じたトルクメータの容量・カップリングの選定や取付けのノウハウがあります。ぜひお問い合わせください。

 

 

高速回転させる用途では、取付け方法やカップリングの選択肢が変わります。

その際推奨されるUTMⅢインロータイプを次回のメルマガで解説いたします。

 


回転トルクメータ「UTM」製品ページ
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