社長あいさつ

ユニパルスの社名は「得意とするパルス回路技術(デジタル回路技術)でユニークな製品作りをしよう」と名付けたものです。

創業時は通信機や計測・制御に関わる電子機器を製造してきました。当初はお客様の依頼による特注品を設計・製造していましたが、独自に開発した製品によって経営が成り立つことを目指し、当時工業用はかりメーカーから依頼されていたロードセル用の重量制御指示計を世界に先駆けて販売しました。以来、技術屋の作った会社として様々な製品を世に送り出して来ました。そして更により良い会社にしようと1998年に株式を上場しました。しかし上場している間に目の覚めるような新製品は発信できず、会社は沈滞した時代でした。それにも関わらず製品の品質の高さは評判で、経営は安定していました。

ある時期、会社を取り巻く環境に様々な変化があり、それに伴い上場を廃止したいとの願望が強くなりました。2013年、全ての株式を私が買い取るMBOを実施し、15年間にわたる上場時代に幕を引き、時を同じくして革命的な組織改革を行いました。その結果、回転トルクメータ・高剛性ロードセル・把持力計・ユニサーボ(出力軸トルク測定機能付きギヤードサーボモータ)・各種ロボット・電動バランサなどの新製品を次々と開発し、販売を開始しました。特にユニサーボ関連製品の事業は大きな成長を見込んでおり、将来資本増強の必要性が予想されるため、子会社である「株式会社ロボテック」を設立し、それらの事業を譲渡し新たなスタートをきることとなりました。

ユニパルスは、いまを第2の創業期と位置づけ、変革を推進し、お客様と従業員にとってより良い会社へと変貌してまいります。新生ロボテックも日本初・世界初の技術を発信してまいります。私たちユニパルスグループの更なる飛躍にご期待ください。

ユニパルス株式会社

社長 兼 技術本部長

 
 
 

事業内容

ユニパルスはセンサメーカーです。ストレンゲージ・回転トルクメータ・ロードセルなどを生産しています。
ロードセルを重量測定に用いた配合計量器・液体充填機・パッカースケール・ホッパースケール・トラックスケール・定量供給ベルトスケールなどの自動はかりを構成するための計重指示計は業界での定番製品です。

また、ロードセルを荷重測定に用いたFA分野の自動機の圧入・加締め・プレス時の動的荷重変化を監視し製品の合否判定をさせる荷重指示計は様々な現場で良品だけを製造するために役立っています。
回転トルクメータは新開発のヒット製品でエンジン・モータ・回転部品の試験などに使われています。
上記のロードセル・計重指示計・荷重指示計・回転トルクメータが主力製品で売上の過半数を占めます。

ユニパルスのセンサ技術の応用製品は圧力センサ・把持力センサ・多分力センサ・振動センサなどがあり、技術は電子・物理・コンピュータ・通信・光学・機械分野に及び生産・研究・試験・物流などの諸分野に多くの製品を出しています。
販売は商社に頼らない直接販売によりユーザーとの接点を増やし、きめの細かいサービスを実現しています。海外での販売も重要拠点には販売子会社を設け海外での修理などのサービス向上に努めています。

新規事業の出力軸トルク測定機能付きギヤードサーボモータ「ユニサーボ」は日本で初めてトルクサーボ機能を実現したロボット用アクチュエータで人間との親和性の向上を実現します。次の製品分野として大きな期待がもてます。

製品分野

ストレンゲージ 金属に外力が加わった時に生じるひずみを電気信号に変換する素子。弊社のロードセル・トルクメータ・把持力計・圧力計の検出素子として使われている。
回転トルクメータ 回転中の軸のねじれからトルクを測るセンサ。モータやエンジン、回転部品の試験等が主な使途。0.05Nm~10000Nmの広いレンジ、防滴型もある。パソコンとUSBで接続できる専用インターフェイスだけでなく、トルク値・回転速度・動力を同時に表示する指示計器、モータ試験ベンチ用に電力効率測定器等周辺機器も豊富。
ロードセル 荷重及び重量を測るセンサ。100g(1N)~100ton(1MN)以上のレンジがあり、ロードセル指示計に接続して用いる。
計重指示計 ロードセルと組み合わせ、配合計量機・液体充填機・パッカースケール・ホッパースケール・トラックスケール・定量供給ベルトスケールなどの自動はかりを構成するための制御指示計。
荷重指示計 ロードセルを接続し、ファクトリーオートメーション分野における圧入・加締め・プレス時の荷重変化を動的に監視し、製品の合否判定などを行うための制御指示計。
データロガー 小型軽量で多チャンネルのアナログ・デジタル量に対応。電池駆動で長期間作動。
増幅器/周辺機器 ストレンゲージやロードセル用の増幅器や測定値の記録用プリンタ・伝票発行器など。
変位計測 1nmの分解能をもつ静電容量型非接触変位センサ。精密位置決め・隙間測定・芯ブレ計測・平面度測定・振動測定などに使われる。
振動計測 3MHzの高速応答を誇る光ファイバー変位計は圧電素子や高速振動現象の解析に使われる。
品質管理用測定ツール マシニングセンタやターニングセンタ主軸の把持力測定、旋盤チャックの把持力測定、4φ~32φの小径ツールホルダーの把持力測定、主軸の切粉の挟み込みによる芯ブレ防止のためのエアブローチエッカーなど、主軸および旋盤チャックの把持力測定は危険防止のため無線でデータを取得。
ロジスティクス 物流分野での仕分けシステムCMS(カートマネージメントシステム)。効率と正確さ、人と機械の調和を追求した種まき/摘み取りカートシステム。
ユニサーボ 出力軸トルク測定機能付きギヤードサーボモータ。従来の角度制御のみならずトルク制御を加えることにより、人間との親和性の高いロボットシステムのためのアクチュエータとして使われる(ロボテック扱い製品)。
ムーンリフタ 電動バランサ。60kg~480kgまでの重量物を静かに人間の手で吊り上げ機械装置の精密組着けや金型の移動・設置などに使われる(ロボテック扱い製品)。

会社概要

社名 ユニパルス株式会社
設立 1970年4月1日
資本金 9500万円
売上高 約50億円(2017年9月期)
代表者 社長 兼 技術本部長 吉本喬美(よしもとたかみ)
従業員数 約260名(パート従業員100名含む)
事業内容 ストレンゲージ・荷重・変位・トルク・振動などのセンサ、
並びに光学機器・メカトロニクス機器・エレクトロニクス機器の製造・販売
事業拠点 東京(本社)、埼玉(技術センター/センサー工場)、名古屋/大阪/広島(営業所)
(拠点の所在地等はこちら
子会社 株式会社 ロボテック
ユニパルス貿易(無錫)有限公司
海外販売拠点 Unipulse Instruments Thailand(バンコク)
Unipulse Instruments(ニューデリー)
UNISOLUTIONS(ポーランド)

組織図

会社沿革

西暦
会社の歩み
製品
1970年 吉本喬美がユニパルス(株)を資本金100万円で設立、会社を東京都文京区後楽一丁目に置く。 制御装置・電源装置・通信機器
1972年 会社を東京都千代田区外神田に移転する。 マイクロ波機器や造船関連試験機
1974年 会社を台東区入谷に移転、自社製品としてロードセルアンプやロードセル指示計を発表、工業はかり分野に進出。 パチンコ台全自動釘打ち機、材料試験機用データー処理装置、駐車場料金計算システム、選果機
1977年 ソフトウェア開発用コンピュータを導入、他社に先駆けて製品にマイコン(8080,8085A)を組み込むことにより製品の高性能化を図る。 F300、F400、AM53
1979年 埼玉県越谷市千間台に工場を建設し各種製品の量産を開始、この頃より自社製品の売上比率が急伸。
1981年 本社を越谷市千間台に移転。 AM55、LC610、F230、U20
1985年 本社ビルを建設、生産設備を増強 U200、LC612、AM20、F330、U300、F252、LC240、AM30
1986年 名古屋市北区平安通に名古屋営業所を開設。 F360
1989年 本社ビルに隣接して工場を増築。 F272、F270Ⅱ
1990年 広島市中区舟入本町に広島営業所を、福岡市博多区博多駅南に福岡営業所をそれぞれ開設。 F362、F800
1993年 大阪市淀川区新大阪駅前に大阪営業所を開設。 F850
1994年 資本金を約5億2千万円に増資。
福島県羽鳥高原に保養施設「楽山亭」を開設。
F340、F740
1997年 資本金を約7億1千万円に増資。 CMSカートマネージメントシステムの開発
1998年 株式を店頭登録、資本金を約8億2千万円に増資。 F158、F370
1999年 越谷市千間台に新本社ビルを建設。 UL120
2000年 銀座一丁目に東京事務所を開設。 F805
2001年 東証2部に株式を上場、資本金を約17億円に増資。 F156、F395
2002年 本社を銀座七丁目に移転、越谷市の新本社ビルは技術センターとする。 UL81、UL84
2006年 協同電子システム(株)および(株)昭永電設の全株式を取得し子会社とする。 F381、F720A
2007年 協同電子システム(株)を(株)ナノテストに社名変更する。 F372、UL82
2008年 (株)ナノテックスの全株をTOBにより取得、子会社とする。 F490、F741-C
2009年 (株)ナノテストを合併する。 F350
2010年 本社を東京都日本橋久松町に移転する。 F730
2011年 中国にユニパルス貿易(無錫)有限公司設立。
2012年 シンガポールにUnipulse Asia Pacificを設立。
インドにUnipulse Indiaを設立。
F331、F388、F701-P
2013年 MBOを実施、TOB等により吉本喬美が全株を取得、上場を廃止する。
タイにUnipulse Instruments Thailandを設立する。
(株)ナノテックスを合併する。
新たに知財グループを設置、特許などの取得に注力。
センサー工場でストレンゲージやロードセルの製造を本格化する。
回転トルクメータUTMⅡ(0.05~10000Nm)、F325
2014年 展示会出展多数、UTMⅡの販売が軌道に乗る。
軸トルク測定機能付きサーボモータ(ユニサーボ)の開発佳境に入る。
技術センター内技術本部を解体、部員を新設の生産本部と既設の製品企画本部などに振り分ける。
小径把持力計(グリップマスター)、F820、F735
2015年 旧ナノテックス長野工場閉鎖、技術センターに統合。
ユニサーボの制御性能が飛躍的に向上、6月の機械要素技術展を経て販売開始。
東京都中央区日本橋久松町に子会社(株)ロボテックを設立。
コントローラ付ユニサーボ
80W(SVM-80)、200W(SVM-200)
2016年 展示会出展多数。
ストレンゲージの内製化を確立、ロードセルの生産を増強。
NC旋盤、マシニングセンタ、フライス盤、放電加工機などの工作機械を導入、機械加工の内製化を進める。
高応答デジタルインジケータFS2000、ウェイングインジケータFC1000、組込型ウェイングインジケータFC400、
高剛性・高応答ロードセルSCB(スーパーセル)、静電容量型非接触変位計PS-IA-HS
2017年 展示会出展多数。
ストレンゲージの生産設備を増強。
ムーンリフタの量産開始。
特許多数取得。
電動バランサ(ムーンリフタ)60・120・240kg、リニアエンコーダULE-50、光ファイバー変位計ATW200、渦電流変位計UEC-1、多分力計シリーズ、プレロード測定システム、ユニサーボ15W・40W・80W・200W・750Wラインアップ拡大、パラレルリンクロボット製品化
(注)製品欄の製品名の説明
      Uシリーズ(U20、U300 etc.)はロードセル用直流プリアンプ
      LCシリーズ(LC240、LC610 etc.)はロードセルアンプ
      Fシリーズ(F360、F800 etc.)はウェイングインジケータ 及びデジタルインジケータ
      AMシリーズ(AM20、AM30 etc.)は直流型ストレンアンプ
      ULシリーズ(UL82、UL120 etc.)はハンディタイプデータロガー